2009/08/14

わが青春のサウンドトラック

ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラックを読みました。

時代も土地も文化も異なりますが、ラジオとかレコード屋が重要だったという部分では、自分も似通った環境だったよなと思いました。それと、お金が無かったという点も共通しています。

お金も情報源も無かった時代ですから、ラジオは聞き逃せなかったしレコード屋の店員さんと仲良くならなければ何度も何度も試聴させてもらえません。試聴を繰 り返し、少ない小遣いで1枚のレコードを選択するわけです。高校生くらいの時に知り合ったレコード屋の店員は、今でも友人だったりします。

こういう過程を経て入手したレコードは、何度も何度も繰り返し聞く(それしか聞くモノがない)わけですから好きになります。好きになる原因は、音楽も良かったのですが「自分のお金で買った!」という満足感?達成感?の方が要素としては大きかったかもしれません。

本書は、ある歴史の中で多分一番貴重に思われる時代を一番重要なエリアで原体験した少年の話なので僕のようなタイプの人には追体験するには丁度良い本に思います。フェイシズの項では「アルコールを飲みながら遊びでやっている雰囲気が苦手だった」とあります。

僕なんかだと、それがフェイシズだし、そこがフェイシズの一番良いところ!と全く疑わないわけですが、少年の目にはそう映らなかったようです。

こんな感じで、筆者と自分の原体験の誤差を楽しむことも可能です。

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