2009/08/14

わが青春のサウンドトラック

ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラックを読みました。

時代も土地も文化も異なりますが、ラジオとかレコード屋が重要だったという部分では、自分も似通った環境だったよなと思いました。それと、お金が無かったという点も共通しています。

お金も情報源も無かった時代ですから、ラジオは聞き逃せなかったしレコード屋の店員さんと仲良くならなければ何度も何度も試聴させてもらえません。試聴を繰 り返し、少ない小遣いで1枚のレコードを選択するわけです。高校生くらいの時に知り合ったレコード屋の店員は、今でも友人だったりします。

こういう過程を経て入手したレコードは、何度も何度も繰り返し聞く(それしか聞くモノがない)わけですから好きになります。好きになる原因は、音楽も良かったのですが「自分のお金で買った!」という満足感?達成感?の方が要素としては大きかったかもしれません。

本書は、ある歴史の中で多分一番貴重に思われる時代を一番重要なエリアで原体験した少年の話なので僕のようなタイプの人には追体験するには丁度良い本に思います。フェイシズの項では「アルコールを飲みながら遊びでやっている雰囲気が苦手だった」とあります。

僕なんかだと、それがフェイシズだし、そこがフェイシズの一番良いところ!と全く疑わないわけですが、少年の目にはそう映らなかったようです。

こんな感じで、筆者と自分の原体験の誤差を楽しむことも可能です。

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2009/08/01

新しい資本主義 レビュー

新しい資本主義 (PHP新書)はとても良書でした。

きっかけは、NHKの番組で著者がやたら日本のことを好意的に語っていたのが印象的で興味を持ったからです。ダメ、ダメ、ダメという話はよく聞きますがポジティブな話ってなかなか聞こえてきませんから。

本書では、金融危機から次の基幹産業・コア技術(ポストコンピュータの話、ホストコンピュータではありません)まで興味深い話が続きます。ポストコンピュータについては、何となく分かりますがちょっと難しいですね。しかし、僕程度に理解出来ないからこそ本物っぽいという妙な納得もあります。(笑)

文中、怒っているかのような文面も見受けられますが、それは正しい怒りに思います。しかし、全体は日本を応援する優しいトーンで統一されている気がしました。力強さも感じました。

全体の印象は、人間臭くて良かったです。新しいけど古いって感じの本でした。

こういう人が居ることを知っただけでもとても良い気分です。

読売オンラインにインタビューありました。2050年を見据えているそうです…

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2009/02/08

Eric Sink on the Business of Software

Eric Sink on the Business of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方は弊社のような小さな企業にはとても参考になる本でした。

製品アイディア、マーケティング、セールス等、高確率で遭遇する難題に対してのアドバイスにユーモアと親近感というエッセンスが散りばめられていて頷ける箇所が多かったと思います。

バイブルにはならないけど、きっと今後も読み返すような部類の本です。

革新的というタイトルではありますが、全編に流れるのは堅実なアドバイスです。何となくこれでは駄目と自覚している事柄へのアプローチを学ぶことが出来、小さなISVが脱線しそうなところをよく観察できていると感じました。

本書冒頭に登場する、「小さな会社はライフスタイル志向でありながら収益性を高くしうる」。僕が目指しているのもモロにそういう部分なので、自分達のスタイルに合わせて独自追求したいところです。

*邦題はちょっと恥ずかしいと思いました。

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2009/01/28

スティーブ・ジョブズの流儀

随分前の話ですが、iPodを購入したとき「iPodが入っていた箱」には驚いたのを覚えています。それは、他の電気製品と比べ箱がとても立派だったからです。

それ以降に購入した、MacBook Pro、iPhoneについても箱は立派でした。あくまでも他との比較でしかありませんが。

その結果、貧乏性も手伝って箱をゴミとして扱えず今も保管しています。空き箱を保管している(捨てきれない)のはアップル製品のみです。

なぜこんなに箱が立派なのだろうと...、なぜMacBook Proの裏面はこんなにキレイなんだろうとか、そういうことがスティーブ・ジョブズの流儀を読むと分かると思います。

44ページの「アップルに戻るときに、ディランにインスピレーションを求めた」という一節を見て、「やっぱ全然違うよな」と思いながらも一通り読み終えました。

とても面白い本ですが、残念ながら何かを学ぶことは出来ませんでした。

立場がアップルのCEOで、実績も素晴らしいのでどうしても経営者として語られる場面が多いのですが、スティーブ・ジョブス氏は紛れもなくアーティストでしょうね。ビジネスのアーティストというよりも、もっと単純な意味でアーティストのように思います。それこそ、ディランのようにです。

そんな感覚を持って本書に接した方が納得出来るし、僕のような凡人には気が楽でした。

まずは、早いところ元気な姿を見せてもらいたいです。

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2008/11/30

クラウド化する世界

クラウド化する世界は、とても面白い一冊でした。

大雑把に説明すると、「歴史は繰り返す」のかという点です。前例が電気(エジソンとか)で、繰り返すと論じられているのがソフトウェアです。とても面白い見解だと思いますし無理なく納得出来る部分もあり、特に電気のない時代というのは未経験ですから、その辺の話は新鮮でとても楽しめました。電気の前には、水車の話もありました。(動力ビジネスの転換という話)

筆者は、ITにお金を使うのは、もうおやめなさい ハーバード・ビジネススクール・プレス (Harvard business school press)という本を過去に出版していてITに対してクールなスタンスを持つ人物です。その姿勢は、本書でも随所に表れています。本書も結果的にITを煽ることには違いないのでしょうが、僕も多少似たようなスタンスを持ちますから共鳴出来る部分が多々ありました。IT万歳みたいな本ではありませんから、多くの人が楽しめると思います。

一つの話としてとてもよく出来ている良書です。NHKに番組化してもらいたいところです。

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2008/11/14

ウェブ時代の企業広報

少し前に購入したウェブ時代の企業広報という本。面白さという点では、物足りない本でしたが、そもそもそういう路線の本ではなかったようです。全体の印象が教科書風でした。

本書は、消費者が企業情報をどのように入手しているかというところからスタートし、気になるポイントを軽めに解説しています。Webサイトで商売をやろう!とか、戦略的に活用しようとする人々ではなく、既にWebサイトを持っているけどWeb活用の難しい業種の企業オーナーとか、これからWebサイトを持つことを考えている企業オーナーに向いています。余り深い知識は必要ないけど流れは抑えておきたいという人には良い本だと思います。

シャドーサイトについて触れている箇所もありました。
例えば、企業が不祥事などを起したときにいつもの調子でWebサイトを公開したままだと閲覧者に不快な印象を与えることになります。こういう場面で入れ替えるサイト(ページ)をシャドーサイトというようです。

一般的な企業が、常日頃からシャドーサイトを準備しておく必要はないと思いますが、誰に頼めばスグに更新してもらえるかというのは抑えておくべきと思います。

シャドーサイト...自社で準備したくないNo.1コンテンツですね。

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2008/07/03

最近のレビュー

経済学思考の技術 ― 論理・経済理論・データを使って考えるは、最近読んだ本です。

物事をもう少し違う角度から考える必要もあるよな、ということがきっかけです。

Amazonのレビューも良かったし、なか見!検索でみた「そもそも議論とは何か」という始まりからして興味が沸きました。ホント、議論って何だろうと思うことありますからね。長く議論し、議論も終わる頃に「で、結局どうする?」と振り出しに戻ることも少なくありません。

本書では、「議論可能な話題の条件」として下記を必要な条件としています。
  • 定義がはっきりした対象を取り扱う
  • 現象の間に論理的なつながりがある(あり得る)
  • ある人の導いた結論の理由づけを、他の人がたどることができる
「人はインセンティブに従って行動する」とか、「個人がアクセスできるフリーランチはない」など、経済を考えるための基本ルール10が解説されています。そもそも、こういう大きな法則(経済)の下で仕事をしているはずですから、その仕組みを知っていても損はありません。

とても、面白い本でした。最近は、こればかり繰り返して読んでいます。



音楽は、Ry Cooderの最新作I, Flatheadを日本盤を待てず購入しました。

音的には、これからの季節には丁度良い感じです。ヤシの木が並ぶ海岸線のドライブに似合うかも知れません。僕がこのドライブを実現させるためには、ドライブする前に飛行機に乗らなくてはなりません。しかも、乗り継ぎが必要でしょうね。w

メインストリームの音楽ではありませんが、相変わらず正しい姿勢で仕事に取組んでいるように思います。技術、センスをかなり高目にキープしていて、昔から素晴らしくて、今も素晴らしい人です。いろんな国の音楽を吸収・消化している勉強家でもあります。

簡単に言うと、信用出来る人です。

業種は違っても、彼の正しい姿勢は見習いたいものです。

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2008/05/25

94%の顧客が「大満足」と言ってくれる

94%の顧客が「大満足」と言ってくれる私の究極のサービスは、顧客、サービス、人材、環境など、参考になる部分がとても多かったです。

社内環境については即実行してみました。出来ることは今後も速やかに実行したいと思います。

IT導入について面白いフレーズがあって、
普通の会社は、商品データから登録するけど我社は顧客データから登録します。お客さまの情報よりも大切な情報はないというビジネス哲学を反映させています。
多少効率が落ちたとしても、こういう心意気は必要ですね。とても好きです。

業種に関係なく面白く読めると思います。翻訳が上手いのが原因か分かりませんが、読んでいても「自分もこれをやってみようかな」と思える、感じいいの本でした。94%の読者が満足したのでしょか...

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2008/05/11

ネクストエコノミー

ネクストエコノミー...少し古いけど好きな本の一つです。

オールド
ニュー、そしてネクストとしているわけですが現在はもっとそれっぽい名前になっているのかも知れません。下の表はそれぞれに対応すべく企業の戦略だそうです。本書は、2002年の発売でした。ネクストエコノミーは2006年頃から始まるとされています。つまり、既に始まっているわけです。
ネクストエコノミーが始まっているか、始まってないのかは、僕には分かりません。

ただ、本書には実際に僕が経験し共感出来る部分が多々ありました。上の表でITとWebがネクストエコノミーの欄に登場していない理由は、他の要因同様に物事がより核心へ迫っているからだと思います。市場→売上げ→利益の通りです。

WebもITも要らないということではなくて、ネクストエコノミーに対して企業はIT使いこなしているということが前提のようですから登場していないのだと思います。でなければ販売ターゲットとなる顧客の欲求を満たすことが出来ないと思われれます。ニーズではなくて、欲求です。それに、WebもITもやはり道具でしかありません。

長く仕事をやっていますから、知識が無くとも経験により辿り着ける既成知識があります。そのタイミングはいつでも遅すぎるのですが、こうして本を読むことにより合致点を見出すと多少の勇気を得ることが出来ます。

ただ、企業構造は週に一度くらい超ピラミッド型にしてみたいと思います。(これは冗談です)

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2008/04/06

サービスとしてのソフトウェア

Software as a Service、「サービスとしてのソフトウェア」。SaaSについて少し調べ物をしたので、メモします。

利用した本は、SaaSで激変するソフトウェア・ビジネス ~ソフトウェア業界を揺るがす破壊的イノベーション~です。破壊的とかそんなタイトルが多いんですよね。

よく言われる、ASPとSaaSの違いですが主にマーケティング的な観点が大きく、失敗イメージの強いASPという言葉を使わず、2005年頃からSaaSという新しいネーミングによって再び多くの人に興味を持ってもらうという策略により利用されているようです。

現在どのようなサービスが提供されているのか興味があっても探すのが大変ですから、本書に掲載されていたベンチャーキャピタルの投資先になったSaaS企業のサイト確認してみました。興味ある本にURIが掲載されているとどうしても、確認したくなるのです。もう少し簡単な手続きでデモを見せてくれればいいのにと思います。


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2008/03/26

デザイニング・インターフェース

先日、「デザイニング・インターフェイス」という本を読みました。

UIに興味を持ったのはFlickrの影響です。使い始めた頃から「何だかとても簡単」という感覚を持っていましたが、その感覚は巧みなUIより受ける印象により構成されていると思えたからです。この本を読んでもそれらは解明出来ませんが、少し考えてみようかなという気を起させてくれます。それにUIって別にソフトウェアだけではなくて、他の場面でも有効な思考に思えます。

素晴らしい機能を持っていてもUIが駄目なら、その素晴らしさを伝えることは出来ません。機能の部分を、「アイディア」でも「食べ物」でも何にでも置き換えられます。つまり、そういうことです。


先日、カバー↑に描かれている鳥に似ている鳥を川で見かけました...これは、もっとUIについて勉強しなさいという意味なのかも知れません...私は、ただならぬ因縁を感じてしまいました。(w)

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2007/09/20

基本を忘れない

長く仕事をしていると基本を忘れがちになります。
基本以外も忘れてるんじゃないか?と問われると、確かに...それも、ありますね。

仕事柄、主にハイテクな書籍を読むことが多い(読むようにしている)のですが基本を忘れないために一気に基本セット3冊購入しました。


  • MADE IN JAPAN(メイド・イン・ジャパン)?わが体験的国際戦略/盛田 昭夫
  • 俺の考え/本田 宗一郎
  • 道をひらく/松下 幸之助
(書籍タイトル順です)

という超大物達の単行本です。(個人的に、この偉大な3人を御三家と呼んでいます)
プロジェクトX風な話は、断片的に何度も聞いた事もありますし読んだ事もあります。昔、上司から聞かされた「いい話」の引用として一番登場してきたのがこの超大物達ですしね。根性論は大好きです。

ただ、この中で本田氏については、Kawasakiのバイク(GPZ900R)に乗っていたという本当にしょうもない理由から殆ど接することがありませんでした。私は、後悔しない性分なのですが、この件とBeatlesの一件に関しては本当に後悔しています。

Beatlesの一件とは...Beatlesファンが嫌いだったからBeatlesを聞かなかったという個人的な失敗談です。こんなにいい音楽だったらもっと早く聞くべきだったという話です。

読み始めると、やはり面白いですね。現代の仕事に直結するかというと、それは分かりませんが永遠に読まれる本でしょうね。最近は、寝る・トイレ・風呂、どんな場面でも3冊のうちどれか常に持参しています。

読み終えたら、社内で回覧しようと思います。
その感想を各自ブログにエントリーしてもらうってのは良いかも知れませんね。

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