System Development
システム構築について
ちょうどいい IT

「人手不足」が長年の課題として取り上げられるようになって久しくなりました。その一方で、中小企業や地域に根ざした組織では、長年培ってきたやり方や慣習が息づいており、それが日々の業務を支えてきたことも事実です。
ただ、そうした慣れ親しんだやり方が、気づかないうちに非効率な業務フローとして引き継がれ、改善の機会を逃してしまっている場合もあります。 新しく加わった世代がそうした業務に違和感を抱き、定着しにくくなっているケースも見られるようになってきました。
「昔からこうしているから」「これが決まりだから」という判断は、時に改善のきっかけを遠ざけてしまうことがあります。 これまでの経験や工夫を尊重しながらも、今の時代に合った柔軟な視点を取り入れていくことが、次の世代へとつながる職場づくりにつながると私たちは考えています。
もちろん、ITがすべてを解決してくれるわけではありません。 しかし、「この業務、もう少しシンプルにならないかな?」と考えたとき、その選択肢のひとつとしてITの力をうまく活用できる場面は多くあります。
私たちは、そうした一歩一歩の見直しを、ITの力で後押ししていきたいと考えています。 業務がもっとスムーズに回り、現場の方々が本来の力を発揮できる環境づくりを、共に考えていけたらと思っています。
業務改善の感覚で

システム開発と聞くと、専門的で大がかりなものを想像されるかもしれません。
けれど、私たちが日々取り組んでいるのは、もっと現場に近い、小さな業務改善の積み重ねです。
「在庫管理をラクにしたい」「予約をもっとシンプルにしたい」「お知らせを自分で更新したい」 そういった日々の ちょっとした困りごとを、仕組みで解決していく。
その延長線上にあるのが、私たちの考えるシステム構築です。
まずは、やりたいことや、今困っていることをお聞かせください。
よくある課題とその背景
業務システムが属人化していて、引き継ぎできない
前任者が作った Excel や Access ベースの仕組みを継ぎ足して使っており、設計がブラックボックス化。仕様書もなく、誰も中身を触れない状態になっている。
外注したシステムが使いにくく、現場に定着していない
実際の業務フローに合っていない仕様で構築され、現場では使いづらいと感じられている。相談しづらいベンダーに任せた結果、「結局、手作業のほうが早い」と敬遠されてしまっている。
社内で複数のツールを使っていて、情報が分断している
部門ごとに別のアプリやクラウドサービスを使っており、データの統合ができない。確認や転記の手間が増え、管理の工数も膨らんでいる。
ノーコードツールでは限界を感じている
導入は簡単だったが、業務に必要な細かいロジックや条件分岐に対応できなくなってきた。外部サービスとの連携も難しくなり、手詰まりを感じている。
セキュリティ面の不安が解消できていない
無料サービスや自己流のフォームで個人情報を扱っており、アクセス制御や暗号化の仕組みが不明。リスクは感じているが、どう改善すべきか分からない。
※ どれか一つでも当てはまるなら、業務改善のきっかけです。
技術スタック
小規模チームでも安定した運用ができるよう、実績と信頼のある技術を中心に構成しています。開発規模や課題に応じて、柔軟に使い分けています。
プログラミング言語
JavaScript / TypeScript / Python / Ruby フロントエンド・バックエンド問わず、要件に応じて選択します。
フレームワーク
Next.js / Django / Ruby on Rails
Jamstack構成による静的サイトや、データ連携を伴うWebアプリケーションの開発に対応しています。
ライブラリ
React / jQuery
新規開発ではReactを採用しています。既存サイトのメンテナンスや、簡単な動作追加にはjQueryも活用しています。
データベース
MySQL 実績が多く、汎用性に優れたRDBMSを使用しています。
サーバー
Apache / Nginx SSL対応やリダイレクトなどの設定にも柔軟に対応可能です。
インフラ
AWS / Vercel / さくらインターネット 静的ホスティングからスケーラブルなクラウド環境まで、用途に応じたインフラ設計を行います。
ツール
Bitbucket / Docker
全履歴の管理と、開発環境の再現性を確保しています。
システム構築の進め方

私たちのお客さまの多くは、中小企業や地域の現場で日々の業務を担っておられます。 専任のWeb担当者やシステム担当者がいない中で、限られた時間をやりくりしてプロジェクトに関わってくださることがほとんどです。
そうしたご事情をふまえ、私たちは「できるだけ負担をかけずに進めること」を大切にしています。 プロジェクトの全体像を共有したうえで、細かな仕様の整理や設計のリードは、基本的に弊社側で対応いたします。
もちろん、本来であれば一つひとつ丁寧に仕様を詰めていくのが理想です。 しかし、現場の忙しさからそこまでの時間を確保するのが難しいというのも、多くのお客さまで共通している実情です。
そのため私たちは、まず動くものを形にしながら、必要に応じて機能の追加や調整にも柔軟に対応しています。 「最初からすべてを完璧に決める」よりも、「運用しながら一緒に最適化していく」ことを大切にしています。
また、弊社には専任の営業担当はいません。 開発を担当する者がそのまま窓口となってやりとりを行うため、伝達ミスが起きにくく、意思の疎通もスムーズです。
ご相談・ヒアリング
課題やご希望を伺い、現状の整理と改善ポイントの見極めを行います。
構成案の提示・お見積り
技術面と業務面の両方から最適な構成を検討し、概算費用とともにご提示します。
設計・構築
データ構造や管理画面の仕様など、設計に基づいて段階的に実装を進めます。
テスト・検証
管理者操作や入力パターンの確認など、想定通りに動作するかをしっかり検証します。
操作説明・引き継ぎ
マニュアルや操作動画の作成など、運用しやすい体制づくりもお任せください。
公開・運用スタート
サーバー環境への反映や、ネットワーク設定などを行い、社内運用または一般公開に向けてシステムを稼働させます。
セキュリティ
会員情報や業務データなど、機密性の高い情報を扱うシステムにおいて、セキュリティは最も重要な要素のひとつです。 弊社では、すべてのシステム構築案件において基本的なセキュリティ対策を徹底しています。
HTTPS(常時SSL化)
すべての通信を暗号化し、利用者との安全な接続を確保します。
SSL証明書は Let’s Encrypt を採用
無料かつ自動更新対応のSSL証明書を使用し、セキュリティ維持と運用負荷の軽減を両立します。
認証機能とアクセス制御
利用者ごとにアクセス権限を設け、不正なアクセスや情報漏洩を防止します。
入力内容の バリデーション(クライアント・サーバー双方)
フォームの入力値を事前に検証し、不正な送信や不整合データを抑制します。
操作履歴の記録(内部確認用)
誰が、いつ、どの操作を行ったかを記録し、問題発生時の追跡や原因分析を可能にします。
メンテナンス契約について
社内業務システムの安定運用と保守サポートを継続的に提供するため、すべてのシステム構築案件において「メンテナンス契約」へのご加入をお願いしています。以下の内容を基本プランとしてご提供しています。
メンテナンス契約(基本プラン)の内容
サーバーの維持・監視・障害対応
システムが安定稼働し続けるよう、サーバーやバックエンドの稼働状況を定期的に監視し、障害発生時には迅速に対応します。
ドメインやDNSの更新・管理(該当システムのみ)
外部公開を伴うシステムやWebフロントを含む構成の場合、ドメインの更新忘れやDNS設定ミスを防ぎ、安定運用を支援します。
定期バックアップの取得・履歴管理
Gitなどによる構成履歴の保持に加え、定期的にzipアーカイブを作成し、必要に応じたロールバックやデータ復旧に対応します。
軽微な機能調整や表示文言の修正
帳票の出力文言やフォームのラベル修正など、日常的な軽微な変更に柔軟に対応します。
アカウント管理の補助(最大20件まで)
担当者アカウントの発行・権限調整など、システム利用者管理の初期対応を行います。上限を超える場合はご相談ください。
SSL証明書の更新対応(該当構成のみ)
公開サーバーに対して、Let’s Encrypt等の証明書を用いたSSL化を行い、自動更新の動作監視や手動更新にも対応します。
操作方法の問い合わせ対応・不具合調査
操作に関するご質問や、表示上の軽微な不具合についての一次調査を行います。継続的な運用支援も含みます。
Google系サービスの確認(該当構成のみ)
Search Console や GA4 を用いたモニタリングを行い、必要に応じて警告通知や検索露出異常などにも注意を払います。
※ サイト全体に関わるナビゲーションの変更や、トップページの大幅な構成変更などは、別途お見積もりにて対応いたします。
よくある質問
システム構築について、事前にいただくことが多いご質問をまとめています。仕様の検討段階でも役立つ内容を掲載していますので、ご相談前にご一読いただければと思います。
ご相談・ご依頼について
開発・仕様について
費用・納期について
運用・サポートについて
📩お問い合わせ
「他でうまくいかなかった」「そもそも何を作ればいいのか分からない」、そんな段階からのご相談も少なくありません。 実際、多くの法人様は、システムの全体像が見えないままご連絡くださっています。
私たちは、状況を一緒に整理するところから始めます。 小さな違和感や、「ちょっと話を聞いてみたい」だけでも構いません。
まずは、お気軽にご相談ください。